一眼レフやミラーレスを買おうかなーとお店で見ていると、店員さんから勧められるのがキットレンズ+ボディのセットですよね。
もちろん、これからカメラを始める人はレンズを持っていないので、これを勧められるのも当たり前っていえばそうなんです。
ただ、キットレンズを使ってしまうことで、写真の楽しみがわからずにカメラを持ち歩くのが億劫になってしまう…なんてこともあります。
そこで、私がオススメしたいのが、キットレンズ付きのセットを買わずにカメラ本体とシンデレラレンズ(撒餌レンズ)を購入すること!
これだけで、望んでいた写真が撮れる可能性がぐっとあがります。その理由を今回は紹介します。
シンデレラレンズ(撒餌レンズって何?)
各メーカーが発売している安くて写りの良いレンズのことです。大体のキットレンズだとF値が3.5-5.6ぐらいなんですが、シンデレラレンズではF値が1.8と小さいので、このレンズを使うだけで簡単にボケ味のある写真が撮れます。
Nikonの場合だと下の2つがシンデレラレンズに当たります。ちなみに35mmはDX(APS-C)専用レンズなのでフルサイズを考えている人は50mmを選んだほうがいいです。どちらも実売が25000円程度になります。
Canonだと下のレンズがオススメですね。24mmと40mmはパンケーキレンズと呼ばれるものでエントリーモデルの小さな一眼レフにつけると見た目もかわいいですよ。50mmはNikonのシンデレラレンズと同様のF値が1.8と明るいレンズなので、ボケを優先したい人はこちらのレンズの方がいいかも。どのレンズも実売で20000円を切るので、購入しやすいですよ!
ちなみにこのレンズを購入して、レンズによる写りの違いや写真の楽しさを知った人が更にグレードの高いレンズを購入するようになるため、撒餌レンズと呼ばれているんだとか。
レンズ沼は深いので、一度足を突っ込むとなかなか抜け出せなくなるのでご注意を(笑)
一眼レフで撮りたい写真=背景がボケた写真
これからカメラを買おうという人は今の時代だと、インスタなどで写真の楽しさに気づく→もっと良い写真が撮りたくなる→スマホに限界を感じてカメラの購入を検討という人が多いと思います。
つまり、カメラの仕組みなどには詳しくないけど、日常的に写真を撮ることを楽しんでいる人が多いんですね。そして、購入するカメラに何を求めるかというとおそらくスマホでは撮ることが難しい「背景がボケた写真」なんですよね。
背景のボケはキットレンズでももちろん作れるんですが、ある程度はボケの仕組みを理解する必要があるので、手っ取り早く背景ボケがつくれるシンデレラレンズをオススメしています。
キットレンズで背景ボケをつくる方法は下の記事で紹介しています!
上の記事にもある通り、ボケを取り入れた写真を撮りたい場合、F値が小さいレンズを使うことが必要ではありませんが、撮影する環境によってはキットレンズではなかなかボケを作れないこともあります。その場合、こういったF値の小さいレンズを使うことで状況を問わずにボケを楽しめます。
一眼レフ=自己表現のツール
先ほどの少し話しましたが、今の時代だとただの記録写真であればスマホで事足りますし、必要十分なキレイさで撮ることができます。
では、なぜわざわざカメラを使うのかといえば、自分を表現するツールとして使う人が多いのではないでしょうか?
つまり、記録用としての汎用性が高いカメラよりも芸術表現性の高いカメラの方が好まれていると私は思っています。
事実、コンデジも安いラインはほとんどスマホに取って代わられており、ハイエンドモデルは単焦点レンズがついていたり、センサーが大きいなど尖った性能の商品が多いです。
一眼レフの場合でも、キットレンズとして使われる安価なズームレンズは日常的に使われる焦点距離をカバーしながら、安価な価格設定にするためある程度は光学設計が妥協されている部分があります。(もちろん、キットレンズの写りが決して悪いわけではありません。)
もし、あなたが一眼レフをそういった自己表現の作品作りに使いたいのであれば、キットレンズでは役不足かもしれません。
まとめ
かなりかたよった意見ではありますが、キットレンズではなく、シンデレラレンズを選んでほしい理由を紹介しました。
記録写真を撮りたいのであれば、キットレンズでもいいんですがせっかくならキレイな写真が撮りたいですよね。
比較的簡単にキレイな写真を撮るにはシンデレラレンズはもってこいです。いい写真が撮れるようになるほど、写真を撮るモチベーションもあがっていくと思うのでぜひ参考にしてみてくださいね!
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