本日RICOHから全天球カメラの火付け役でもある「THETA」の新モデル「THETA SC」が発表されました。
立ち位置的には現行の「THETA S」の廉価版というものになりますが、実際のところ性能はどうなんでしょうか?
メーカーのスペック表から比較してみました。
シャッタースピードが違う
「THETA S」では静止画撮影時シャッタースピードが1/6400秒~1/8秒(マニュアルモードでは1/6400秒~60秒)でしたが、「THETA SC」はシャッタースピードが1/8000秒まで設定可能になりました。
単純に「THETA S」よりも露出設定の幅が拡がったので、日中の屋外で「THETA」を使う際にも空を白飛びさせずに撮ることができそうです。
これは、性能向上と捉えても問題なさそうですね。(ただ「THETA S」も動画撮影時に1/8000秒のシャッタースピードを使えるので、ハードウェアとしては設定できそうなんですよね。もしかしたら、今後ソフトウェアアップデートで対応するのかも?)
本体が軽くなった
「THETA S」は125gですが「THETA SC」は102gと結構軽くなりました。
サイズはほとんど変わらないんですが、23g軽量化されたのは嬉しいポイント。
出来るなら機材は軽い方がいいですからね。取り回しもよくなりますし。
動画の連続撮影時間が短縮
「THETA S」では最大25分(もしくはデータサイズが4GBに達するまで)撮影可能でしたが、「THETA SC」では最大5分(本体の温度上昇で強制終了)と撮影時間が短くなっています。
もちろん、5分程度撮影できれば、日常的な記録なら十分ですが若干不安な部分は「本体温度上昇で強制終了」との注意書き。こうゆうのを書く時点で本体が熱を持ちやすいのかと思ってしまいます。
まぁ、廉価版ではあるのでヘビーユースは「THETA S」に任せるということなんでしょう。
HDMI端子がなくなる
「THETA S」についていたHDMI-Micro端子がひっそりと消えています。
まぁ、スマホとWi-Fi接続して使うのが前提のカメラなので、この辺を気にする人はおとなしく「THETA S」を買いましょう(笑)
カラバリが豊富になった!
「THETA S」はブラックの1色でしたが、「THETA SC」はブルー、ベージュ、ピンク、ホワイトの4色になりました。
結構女性にも受けそうなカラーリングだと思うんですが、どうでしょうか?
セルフィーとかにも360°カメラって使いやすいですし、サイズも小さいのでバックに常に入っててもいいですね。
まとめ
「THETA S」との違いは上に書いた通りになります。レンズ等の光学系は同等の性能(もしかしたら同じ?)らしいので、撮れる画は遜色なさそうです。
内臓メモリ(共に8GB)やバッテリー持ち(共にメーカー発表値で260枚撮影可能)も変わりないので、大きく変わっているのは動画の連続撮影時間のみと言ったところでしょうか。
価格は32800円(税込)となっていますが、Amazonでは現在「THETA S」が38520円(税込)で販売されているので、おそらく2万円代半ばくらいには価格が落ち着いてくるんじゃないかなーと予想してます。
最近はVRなども身近になってきているので、自分で撮った写真をVRで楽しむなんてことも普通にできるようになってきました。こういった気軽に手にできるアイテムが増えるのは嬉しい限りです。
発売は2016年10月28日。
楽しみに待ちたいですね!
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