集合写真の撮るときに気をつけたい4つのポイント

撮影のコツ
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写真を趣味・仕事にしていると、何かの機会で集合写真を撮ることが出てきませんか?

私は年始の親族の集まりなんかでよく撮ったりしています。

そんな集合写真ですが、カメラ任せに撮ってしまうと意外とキレイ映らないこともあります。

せっかく集合写真を撮るならキレイな写真で残したいですよね。

とゆうことで、今回は集合写真を撮る時に気を付けるべき4つのポイントを紹介します。

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写真に写る人全員にピントが合っているように撮る

集合写真なのに、後ろの人がピンぼけだった…そんなことになってしまうのはNG

まずは、写る人全員にピントが合うようにしましょう。

カメラの設定

写っている人全員にピントを合わせるには、絞りを絞って(F値を大きくして)撮影する必要があります。

そのため、カメラのモードはAv(絞り優先)モードを選択しましょう。

もちろん、マニュアルでの撮影が出来る人はマニュアルで問題有りません。

絞りはF8くらいまで絞っていれば大抵の場合は大丈夫です。

ただし、写る人数が多く、人の配置が3列・4列になっていしまう場合、F8では後列の人がピントからはずれてしまう可能性があります。

その場合はF11などに設定してみましょう。

また、絞って撮影するとどうしてもシャッタースピードが遅くなります。

日中の屋外などでは気になるほどシャッタースピードが遅くはならないのですが、室内や夜間の場合手ブレを起こしてしまうくらい遅くなることがあります。

せっかくピントがあっていても手ブレを起こしては意味がないので、三脚を使う・ISO感度をあげるなどの対策がオススメです。

カメラに内蔵のフラッシュを使うのはどうなの?

内蔵のフラッシュを使っての撮影はオススメできません。

というのも、強い光を正面から当てるため人物の後ろに影が出来ますし、写真の立体感が減ってしまうなどデメリットの方が多いです。

「キレイに集合写真を撮る」という観点から見ると好ましくない光ということは覚えておきましょう。

どうしても、使う場合は内蔵フラッシュ用のディフューザーを使うことをオススメします。

ディフューザーはフラッシュの光を柔らかくできるので、何も付けないよりは自然な感じになりますよ。

ピントは前列の人に合わせる

 

例えば、こんな感じで2列に並んだ5人を撮影するとしましょう。

この場合、ピントは前列の3人の誰かに合わせるようにしましょう。

ピントの合う範囲

なぜ、前列の人にピントを合わせるかというとカメラのピントの合う範囲というのはピントを合わせた位置から手前に浅く、奥に深いという性質がある為です。(上図参照)

そのため、奥の人にピントを合わせて写真を撮ってしまうと、手前の人がピントから外れてしまう可能性がありますので注意しましょう。

列が増えたらどうするの?

上では2列の場合で紹介しましたが、場合によっては4列などでの撮影のあるかと思います。

ピントの合う範囲はピントを合わせた位置からおおむね前に1、後ろが2の範囲でピントが合いますので、そこを意識しておくといいでしょう。

4列の場合は前から2列目の人にピントを合わせると良いですね。

少し広めに撮影しておく

集合写真の場合、後日プリントするといった使い方も考えられます。

L版や2L版、四切など写真の用紙にはさまざまなサイズがありますが、カメラで撮れる写真と縦横比が違うため、印刷の際に切れてしまいます。

上の図のように撮った写真に人物が写真一杯に写っていると印刷した際に人物が切れてしまうということが出てきます。

また、フォトフレームなどに入れて飾る場合、フレームの枠によって更に見える範囲が狭まりますので、注意が必要です。

周辺には余白をなるべくつくって撮影するといいですね。

標準〜中望遠の画角で撮る

人数が多いので、広角の方がいいんじゃないの?と思う人も多いかと思いますが、集合写真の場合は可能な限り標準〜中望遠の画角での撮影が望ましいです。

広角レンズは写真の周辺が歪むという特徴があります。(簡単に言ってしまうと真ん中に写っている人よりも端に写っている人が太く見えます(ワオ))

そのため、出来るだけ50mm程度の標準域の画角や85mm程度の中望遠をオススメします。

カメラのセンサーがAPS-Cの場合、35mm〜55mmくらいがいいです。(35mm換算54mm〜84mmになります。)

35mm換算がよくわからない人は以下の記事をどうぞ
【用語解説】35mm換算って何?
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室内などで撮る場合、引きが取れなくて収まりきらない場合は、可能な限り被写体から距離を取った状態でキレイに収まるレンズを選択すればOKです。

枚数はたくさん!

複数人写っている写真の場合、誰かが目を瞑ってしまう・カメラを見ていない・笑う途中の変な顔のタイミングで写真が撮れてしまうといったことがあります。

これらは、撮るタイミングの声掛けでも減らすことは出来ますが、一番確実なのは、写真をたくさん撮っておくこと。

「撮るよー。ハイ、チーズ」(パシャ)ではなく、

「撮るよー。ハイ、チーズ」(パシャパシャパシャ)ぐらいな感じでシャッターを押す時に複数枚撮っておくと安心です。

ちなみに、1回の声掛けのタイミングで撮った数枚では、同じ人が全部目を瞑っているといったこともあるので、一呼吸置いてまた撮影するといいです。

また、「ちょっとまってねー」などと声をかけておいてすぐに写真を確認できるといいですね。

まとめ

今回は集合写真のポイントを4つ紹介しました。

せっかく写真を撮っているならキレイに撮影してかっこよく決めたいところですよね。

いい写真が撮れる手助けになれたらうれしいです。

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