フォトグラファーという仕事柄何かと必要なのが、デザインの力。
もちろん、純粋に写真のみ撮ったり、売ったりすることもあるので一概にはいえないのですが、私のようなBtoCでの撮影比率が多いフォトグラファーは写真そのもの以外にもアルバムだったり、納品するメディアを入れるケースだったりと、写真を加工して使うことが多いんです。
基本的には文字入れや写真の配置をどうするかといった程度の作業なので、ある程度は感覚で何とかなるものではあったんですが、悩ましいのがデザインのセオリーがわからないこと。
写真と同じで受け取る人が良いと思えるものであれば、基本的にはどんな形であれ正解だとは思っているんですが、写真にも多くの人が美しいと感じる構図やライティングがあるように、デザインにもそういったものがあるとは思うんですね。
ただ、そういったベターな回答がわからないので作業の不安感がすごい。「まだ、よくなるのでは?」と思い、いじるものの落としどころがわからないなどの苦労がありました。
そうした基礎となる部分を身に着けるためにもデザインを学んでみることにしました。
はじめにしてみること
まずはデザインってそもそも何なのよ?というところからよくわからないので、理論書を読みたいなーと思い、デザイナーさんのブログを巡回。
複数のブログで紹介されていた「誰のためのデザイン?」という本をまずは読んでみることに。
なかなかボリュームのある学術書なので、まだ読み切ってはいないんですが、単純に読み物として面白いです。デザインという言葉に持っていたイメージが大きく変わるので、デザイナー以外の人も読んでみると非常に面白いと思います。
他にも何冊か読んだんですが、「ノンデザイナーズ・デザインブック」も面白かったですね。出版物(印刷物)などの文字媒体に関するデザインの原則をデザイナー以外の人向けにわかりやすく体系的に書いてあります。感覚的に「この配置は何か気持ちわるい・・・」と思っていたものが、理論的にわかるようになるのが、いいですね。
チラシやフライヤーを作ったり、ブログなどをやってる人も読んでおくといいかも。
とりあえずまだ始めたばかりで右も左もわからないんですが、勉強していければと思います。
デザインの勉強方法やオススメの本などがありましたら、ぜひ教えてくださいね!