先日、急にビデオライトが欲しくなり色々Amazonで物色したところなかなか良さそうなビデオライトCraphy PT-308と遭遇しました。
なんと、このビデオライトLED308球を使っているのに4380円と他社製の同程度の商品と比べて半額~2/3くらいの価格で買えるんです。
Craphyのビデオライトの中でもこのサイズのレビューを見かけなかったので、ちょっと不安だったんですが人柱的な感じで購入してみた結果、予想以上にコスパが良い商品でした!
今回はそんなCraphy PT-308を紹介していきます。
ビデオライトって何?
いわゆる照明機材のひとつです。
TVとかの撮影の時に棒の先についた照明を持って出演者を照らしている人がいますが、あんな感じの照明をビデオライトと呼びます。
写真用の照明と言えば、カメラに内蔵されているフラッシュやクリップオンストロボ、モノブロックなどが一般的ですが、これらは瞬間的に光を作り出す道具です。そのため、イメージ通りにライティングされているかはシャッターを切ってみないとわかりません。
対して、ビデオライトは定常光なので光の向き・流れ・光量などを視覚的に確認しながらライティングすることができます。
大体のイメージを掴みながら、写真を撮れるのでライティング初心者にも比較的使いやすいアイテムですね。
Craphy PT-308
では、さっそくCraphy PT-308を紹介していきますね。
まずは、箱をドーン!
これから開封です。
外観
LEDが308球並んだビデオライトです。
外装がプラスチック(Amazonの商品説明ではエンジニアプラスチック使用とのこと)なので、高級感などは特に感じられませんが、まぁこんなもんでしょう。
持った時の剛性感はしっかりしているので、思いっきりぶつけたりしなければ、破損はしなそうです。
大きさは8インチのタブレットほど。iPadminiくらいのサイズと言えばイメージしやすいでしょうか。厚みは結構あります。
上部にバッテリーを装着するスペースが1箇所、右下には電源ケーブルの端子がついています。
本体左下には光量を調整するダイヤルがあり、10~99までの間で光量の調整が可能です。
現在の設定値は真ん中の表示ランプで確認が可能です。
性能
商品仕様:
モデル:PT-308S
出力パワー:20W
照度:2400 Lux
LED 数量:308 PCS
色温度:3200-5600K
光源:45° (非常に明るい)φ5LED
調光器:10%-99%
ライフタイム:50000h
リチウムバッテリータイプ:NP-F750、NP-F960
DCパワー入力:DC6.5-17V
LEDエリア:15*9.4cm/5.9*3.7in(のL * W)
サイズ:16.7*11.2*3.2cm
重量:271g
性能は上のとおりです。メーカーのHPを探したんですが、見つからないのでAmazonにあった仕様表です。
こういったビデオライトなどの照明は『演色性』という写真の色再現性に関わる数値がのっているんですが、Craphy PT-308には記載されていません。
ただ、使用した感じでは色被りはあまり感じられませんし、同メーカーのCraphy C-204は演色性Ra≧90を謳っているので、おそらく同水準くらいなのかなーと思っています。
まぁ、厳密な色再現を求められる場合は使わない方が無難かもしれません。(もちろん、一般的にはまったく問題ない水準だと思います。家庭用の照明よりは全然キレイに写ります。)
付属品
Craphy PT-308の付属品は上の写真で全部です。
ホットシュー取付け用の台座
まずは、ホットシュー取付け用の台座
Craphy PT-308の本体下部にネジ穴がありますので、ここに差して使います。
こんな感じでカメラのホットシューに直接取付けができます。
また、ホットシュー取付け用の台座中央のネジを回すと無段階でビデオライトの角度を調整できます。
ホットシュー取付け用の台座には三脚用のネジ穴もあるので、一般的な三脚にはそのまま取付け可能です。
ハンドル
ビデオライトを手持ちで使いたい時に使用します。
こちらも本体下部のネジ穴に差し込んで使います。
ハンドルとホットシュー取付け用の台座は組み合わせて使うこともできます。
ハンドルの質感は値段相応な感じですね。
まぁ、実用性は十分なので、問題ないでしょう。
フィルター
ホワイトフィルターとオレンジフィルターの2枚が付属します。
本体のツメでフィルターを抑える仕組みになっています。
スライドするようにフィルターを差し込むことでセットできます。
付属品の注意点
ビデオライトを動かすためのバッテリーや電源ケーブルは付属していません。
なので、同時に購入もしくは流用する必要があります。
二種類の充電方法:
第一:リチウム電池 電池のタイプ:NP-F750、NP-F960第二:DCアダプターが使用可能 DC電源入力:DC6.5-17V
室内のは、DCアダプターを使用して長い時間撮影できます。
室外のは、リチウム電池を使用して便利です。
使えるものはバッテリーならNP-F750、NP-F960の2種類。sonyのビデオカメラ用のバッテリーですが、純正品はどちらも生産終了しているので、互換品を購入する必要があります。
互換品なら大体はバッテリー1個1000円~で購入可能です。
充電器セットのものを買っておくといいですね。
電源ケーブルならDCケーブルであれば、使えます。
私は自宅にあった外付けHDDの電源ケーブルを使用してみましたが、問題なくつかえました。
使わなくなった家電のケーブルが余っていたら流用できるので、購入前に探してみるといいですね。
実際の使用感
とりあえず、むちゃくちゃ明るいですw
一応、簡易的に光量をテストしてみたので、参考にどうぞ。
テスト環境は以下のとおりです。
- フィルター無・オレンジフィルター・ホワイトフィルターのそれぞれを発光量を10刻みで変化させる
- 室内のシーリングライト(40w、昼光色)のみ点灯。夜間の撮影
- 撮影したカメラはシーリングライト直下。被写体のカメラはそこから80cmの位置に置いています。被写体から背景までは1mほどです。
- ISO400・F4・SS1/200で撮影(ビデオライトを消灯した状態では、写真全体が黒くなるぐらいの設定にしています。)
- ビデオライトはカメラのホットシュ―に取り付けて、被写体に向けています。
フィルター有無の違いや光量の変化を見るためのテストです。
光量の測定などは行っていませんので、あくまでも写真の写りだけを見ていくものです。
上がテストの結果ですが、いかがでしょうか?
- 光量の変化はあるラインからいきなり強くなる(弱くなる)ということもなく一定に変化する
- 思っていたよりもフィルター無とホワイトフィルターの違いが大きい。フィルター無に比べ背景が暗くなっているが、被写体の明るさは保っているので、ディフューザーとして一定の効果はあるように感じます。
- オレンジフィルターは予想していた通りの写り。環境光が白熱電球や電球色の蛍光灯を使っているところの場合は、フィルターを使った方がWBを整えやすいですね。
- 完全にアンダーな状態からハッキリと被写体が見えるようになるまで明るくできるのはいいですね。照明としての役割をきっちり果たしています。
とりあえず、個人的に感じた部分はこんなところでしょうか。
明るさのムラなども感じられないので、非常に扱いやすい照明です。
気になるポイント
耐久性という点での性能は未知数ですね。これは経過をみてみなければわからない部分ですが数年持てば十分じゃないでしょうか?(価格も安いしね)
また、オプション品が少ないこともちょっと気になりますね。
できれば、ソフトボックスとかディフューザーあたりはメーカーから専用品が出てると嬉しいなーと。
まぁ、この辺は価格相応といった感じですね。今回
まとめ
今回は高コスパのCraphy PT-308を紹介しました。
このビデオライトは安くて大光量なので、まずはビデオライトを使ってみたい・室内でキレイに写真を撮りたい・ライティングの勉強を始めたいなどなど
一般的な使用環境であれば、充分に使えるビデオライトです。
現在はセール価格で4380円でAmazonにて販売されていますが、今後金額が変わる可能性もあるので気になる人はチェックしてみてはどうでしょうか?
コメント