7年越しのリニューアル!ニコンから新型「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR」が発表!現行レンズと比較してみた

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出典:Nikon AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR

ニコンユーザーが待ちに待った70-200の新型が発表されました!

現行機種「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」の発売から早7年。レンズリニューアルのサイクルとして考えればけして長いわけではありません。

ただ、ここ最近のデジタル一眼レフの進化のスピードを考えると2009年のレンズというのは色々と古くなってきていることも事実です。

今回は現行機種と比較をしながら、新型「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR」の性能に迫っていきます。

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ズームリングの位置が変更された

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出典:Nikon AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR

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出典:AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II

AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRでは、現行モデルからズームリングの位置が変更されています。以前はカメラボディ側がズームリング、レンズ先端側にピントリングという配置でしたが、AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRではカメラボディ側にピントリング、レンズ先端側にズームリングが配置されています。

70-200のようなレンズの全長が長いレンズでは、レンズ先端寄りを持った方がホールディングしやすいので、ユーザビリティを考えられた設計になっていると言えます。

フォーカス作動ボタンが追加

レンズの真ん中辺りにフォーカス作動ボタンが追加されました。通常、AFを作動させるには、シャッターボタンもしくはカメラボディのAF-ON(AF-L,AE-Lボタン)を押して操作する必要がありますが、レンズ側でフォーカスを作動することができるので、より安定して状態でフレーミングをすることができます。

スポーツなどを撮る人はほとんど親指AFを使用しているので、レンズ側でフォーカスを作動できるのは嬉しいですね。

手ブレ補正の性能がUP

現行機種では3.5段分の効果がある手ブレ補正でしたが、AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRでは4.0段分と0.5段性能が向上しています。

また、手ブレ補正の機能からACTIVEモードがなくなり、SPORTモードが追加されました。ACTVEモードは撮影者が揺れる乗り物などに乗っている際のブレを軽減するものでしたが、SPORTモードでは高速で動く被写体を追いかける際にブレを軽減するようになっています。

以前よりもよりスポーツ向きに仕上がっていますね。

レンズ構成が超豪華

現行機種も、16郡21枚のうちED(特殊低分散)レンズ7枚にナノクリスタルコート付きの贅沢仕様でしたが、AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRでは18郡22枚のうちEDレンズ6枚、蛍石レンズ1枚、高屈折率レンズ1枚にナノクリスタルコート付きと更に贅沢仕様になりました。

現行機種でもかなりの描写力でしたが、更に高い性能になっています。

レンズ本体の軽量化

現行機種の1540gから110gほど軽くなり、1430gになりました。

1.5kg近いレンズともなれば十分重量級ではありますが、110gの軽量化は歓迎できますね。軽くなるに越したことはないですから。

最短撮影距離が短くなった

現行機種では最短撮影距離が1.4mでしたが、30cm短くなり、1.1mになりました。これにより最大撮影倍率も0.11倍から0.21倍に向上しました。

どうしても通しレンズは撮影倍率が低くなる傾向があるんですが、ここまで寄れるレンズならポートレートなどでの寄りの表現などにも活きてきそうですね。

電磁絞りを採用

現行機種では機械絞り(Gタイプ)のレンズでしたが、AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRでは電磁絞りを採用してきました。機械ではなく、電気信号で絞りの制御をするので寄り正確な絞りの制御が可能になっています。

ここ最近発売されたレンズは電磁絞りのものも多いので、これからのスタンダードになっていきそうですね。

まとめ

全方位の性能がぐんとアップした印象ですね。

値段(希望価格359,100円)を除けば、ズームレンズを使う人にとっては間違いなく買いのレンズだと思います。

それにしてもとんでもない写りのレンズを出してきましたねー。発売が楽しみです。

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